旅行記@野沢温泉8/26〜8/30

 

新潟から帰京して中1日にして、サークルの合宿で長野県野沢温泉村へ向かうことに。新潟との県境にあるここは、その名の通り温泉と冬のスキーで有名で、儂も家族と何度か訪れたことがある。スキー場は総合的には志賀高原が好きだが、ここのスカイラインコースは儂の一番好きなコースだ。上級レベルのダウンヒルができ、900m近い標高差があるコースは日本有数だろう。

話を戻して、今回の合宿は、現地の二つの保育園で人形劇の公演をすることが目的である。(儂の所属するサークルについて説明するのは面倒なのでここを参照)

一行は一年生5人、二年生6人、三年生8人の計19人。途中で帰るひとがいたり、4年生が加わったりで変動はあるけれど。

 

第一日目(8/26)

初日、午前9時に大学の部室に集合。しかし儂は、前日の朝に新潟から戻ったところであり、昼から午前1時くらいまで寝て、起きた後に旅行記@新潟を書いてアップして、午前5時。そのまま入浴してからファミレスで飯を食って、電車が混む前に行こうと思い、結局8時前に部室に着く。早すぎ。

暇なので読書をしていると、K川先輩(三年、♂)とK田先輩(二年、♀)がまず到着。キャッチボールに付き合わされる。

そうこうするうちにみんなが集まり、バスに人形劇の道具などを積み込み、10時少し前に大学を出発する。目白通り、練馬インターから関越道へ。途中、高坂サービスエリアで休憩。そして北へ向かう。

その道中、合宿渉外のS先輩(三年、♂)が持ってきた軍人将棋K原先輩(三年、♂)とする。はじめてやるゲームなのだが、皆、意外だと言う。悪いが皆さん、軍オタだからってやったことのある人ばかりじゃないですって。やりたいと思ったことはあるけど…。結果は敗北。…ま、いーか。

バスはその間に上信越道の松代パーキングエリアへ。そこで我々は嬉しい遭遇をすることになる。

ラーメン長距離」という不可解なネーミングのラーメンを、結局なにが長距離かわからんまま食べ終え、駐車場へ出ると、なんとわれらが陸上自衛隊(笑)の車両が停車しているではないか!しかも我々の乗るバスを囲むように。

 

中央が我々の乗るバス。K原先輩撮影。自衛隊車両左から、73式中型トラック×2、儂のバス、73式大型トラック、高機動車(その後方に73式小型トラック)。

一番左の車両を運転していたのは女性自衛官(陸自ではWACと呼称)でした。

はじめは遠巻きに眺めていたのだが、そのうちに儂とK原先輩が接近を試みる。こんなときに悔しいがカメラ付き携帯が役に立つのだ。とりあえず車両のまわりを一回りし、写真を撮る(勝手に)。

 

儂撮影。左から高機動車(正面)、73式小型トラック(旧型、いわゆるジープ、左横から)、73式小型トラック(後方から)。車両にかかっているのは迷彩用の網(通称バラクーダ。自衛官の方はバラキューダと発音していた)

    

 

表記を見ると、どうやら第12旅団(長野、新潟、群馬、栃木各県を管轄)隷下の第12ヘリコプター隊(群馬県相馬原)所属の車両のようだ。こんな間近で自衛隊の車両にお目にかかるのははじめてだ。興奮する儂&K原先輩(ちなみに二人とも政治学科。保守派w)。

自衛官に話しかけようかと迷っていると、バスの運転手さんが普通に会話をしているので、混ぜてもらった(勝手に)。

自衛官の方によると、やはり第12旅団所属で、新潟県の関山演習場へ向かう途中とのこと。いろいろなお話を聞かせて頂きました。

 

以下、大まかな会話を再現

儂「第12旅団の方ですか?」

自衛官の方(以下、自)「はい」

儂「どちらへ向かうところなんですか?」

自「(相馬原で)演習を終えて、こんどは新潟のほう(関山)での演習に向かうところです。」

儂「(高機動車を指して)あれは純日本製なんですか?」

自「そうです。」

儂「米軍のハンヴィーとは違うんですか?」

自「そうですね。これはトヨタ製です。(73式中型トラックを指して)これとシャーシは同じなんですよ。高機動車の方は後輪も動かすことができます。それにタイヤの空気圧を調整することもできます」

儂「そうなんですか」

自「お詳しいですね」

儂「ええ、けっこう好きなんで(苦笑)」

自「そうですか(先輩曰く、自衛官うれしそう)」

儂「移動中もバラクーダをかけているんですか?」

自「バラキューダは演習で止めたときには全体に被せるんです。移動の時は窓のところだけ上げて走るんですよ。それでないと公道を通れないので」

儂「あぁ、それで」

自「ええ。今は落としてますが、ドーランもつけるんです(取り出して見せてくれる)。この模様で味方を見分けるんですよ」

儂「へぇー(大いに納得)。このジープは旧型ですよね。新型のパジェロはまだ装備されないんですか?」

自「まだですね。パジェロは今はまだ偉い人が乗るのに使われています」

儂「今度、新しく軽装甲車(正式には軽装甲機動車)が採用されましたが、あれは装備されないんですか?」

自「あれは九州のほうから装備されてます。やっぱり危ないところが優先なんで…」

儂「ふーん(驚)。どうもありがとうございました。頑張ってください」

自「ありがとうございました」

(他にも、高速の料金は後納で国が払うなどの話も聞くことができた。)

 第12ヘリコプター隊の皆さん、大変貴重な経験をすることができました。つまらない質問にも答えて下さって本当にありがとうございました。これからも大変なお仕事を頑張って下さい。我々は自衛官を尊敬しています。

 

短い休憩を終えると、彼等は去っていきました。国を護るという、たいへんな任務に就いている方達に本当に頭が下がる思いで見送る。車中から手を振って下さった。

 会話の内容を思い返すと、なまじ知識のある儂なんかはマニアックな質問しかしていないが、軍のことなんかには素人である先輩のほうが、かえって素朴で、それでいて興味深いことを聞いていた。それに儂達が保守派でよかったとか思ってしまう。

 

 もうこれだけでも合宿に来た価値があろうという体験をしたが、勿論目的はこれではないので、一行も北へ。

 

 豊田飯山インターを降り、一般道で野沢温泉村へ。途中今度は北陸新幹線の橋脚の建設現場に遭遇。写真を撮らなかったのが悔やまれる。

 儂的にはもう、お腹一杯で満足な状態で、やっと野沢温泉村に到着。翌日、人形劇をする保育園に道具を搬入した後、宿へ。この日は夕方から雨になってしまい、計画されていた花火ができず、先輩と麻雀をして就寝。

 

 第二日目(8/27)

 第一回目の公演の日。100人を超える園児の前で演じるのは初めてで、些か緊張の面持ちの一年生諸君(儂含む)。 体調が悪いM君(一年、♂)と、初公演であるIさん(一年、♀)の出来が危ぶまれたが、杞憂に終わってなにより。

 それより、今度はジャリ研史上に残るであろう事件が。村のケーブルテレビが公演の様子を収録に来たのだ。O委員長(三年、♂)の公演への意気込みを撮った後、一同張り切って上演する。

ちなみに上演作品は「ふしぎなたね」と「がんばれ!たんていきんだいち」の二つ。脚本は二つとも部員。儂は後者の方の準主役(自称)の熊のぬいぐるみ泥棒役(この表現ではただの悪役だが、そうではない。でもあらすじは面倒なので省略。希望があれば説明しないでもないので、掲示板に書いてみるといい)。台詞など、とくに間違えたりしなかったので、自分的には合格。ぬいぐるみを持って行ってしまうところ、うそをつくところなどで子供達の反応が大きく、非常に嬉しい。

劇が終わると、恒例の人形を持って子供達と交流の時間。小さい子供はかわいいですね。無邪気で。一応、悪役だったので謝らされたりする。

その後は園で用意してくれたリンゴ&牛乳をご馳走になり、人形劇の道具を翌日の会場である飯山市の保育園へ運ぶ。その帰りに、いらして下さった3人の四年生(♀)をお迎えに行く。

 

今宵のイベントはゲーム大会&前夜できなかった花火の二本立て。

ゲーム大会は四つのグループに分かれてゲームとクイズで得点を競うもの。儂のグループの成績は二位であり、賞品もバツゲームも逃した。ちなみにバツゲームはつけ髭&もみあげ&まゆ毛をつけるというもの。あな無惨やな。

ゲーム大会の後、花火大会。G先輩(二年、♂)はヘビ花火に情熱を注いでいた。かく言う儂も、手持ち花火はあまり好きではないので、ネズミ花火による連続テロを試みる。ヘビ&ネズミ花火の競演は、去年友人とやった花火大会とかわらん(笑)。

なにを考えたか儂は、ナイアガラの火花の下をくぐったりしてみた。ジャージが焦げた(当たり前じゃん)。

 

儂が火花をくぐったときの写真。

 

第三日目(8/28)

公演二日目。公演前の練習は、なんとも信じられないほどひどい出来だが、本番は成功して胸をなで下ろす。

公演の後、昨夜のゲーム大会の優勝賞品のシャボン玉製造器(製品名不明なので)で遊ぶ。でかいシャボン玉の中に小さいやつが入るという代物。大学生のみんなは大喜びである(儂含む)。

その後、N先輩(四年、♀)とIさん(一年、♀)が帰られるので、飯山駅までお見送りする。

 

午後、合宿の最大目的の公演が終わったので、緊張感も解け自由になったみんなは野沢温泉アリーナ(屋内プール)へ。しかし儂は水泳は好きだが、人前に肌をさらすのが嫌なので昼寝をして過ごす。

 

夕方、テレビで昨日の公演の様子が放送される。一同大喜び。後からテレビ局(?)からビデオが届けられる。永久保存版ですね。

 

この夜のイベントは、なんともおぞましい、恒例の女装大会である。テーマは「究極の美を求めて」。無論、女装させられるのは我々一年生。メイクするのは二年女、三年女、三年男。一応、三男に当たったらハズレみたいなかんじで。儂はM君とともに二女に「作られる」。

儂の設定は「芸能プロ社長夫人の横須賀・ローズ・卑露子(露西亜を卑しむ…らしい)。フィリピン人と日本人のハーフ。ちなみに社長は二年のG先輩」というもの。二女の方々は巧く作ってくださったのだが、「そのへんに居そう」なほどの出来のため、テーマにあわず、評価は低かった。儂的には、よくまああんなに巧みにできるもんだなあと思ったのだが…。写真は儂の名誉とプライドに関わるので掲載しません。あしからず…。

その後は公演打ち上げの飲み会。これこそジャリ研の名に恥じない行事なんですね、きっと。

女装の時の写真は、ジャリのページにあります。見たい人は見て。

 

第四日目(8/29

前夜の飲み会のせいで、朝食に起きられなかった。四女さん二人がお帰りになるので、起こされました。ってことは起こされないと寝てたってことなのか!?考えないことにします。

昼食後、近くのグラウンドで野球&テニスをする。儂は生まれが卑しくてテニスが出来ない(?)ので野球をする。6人しかいないよ…。

それでも3人対3人に分かれて試合をする。一試合目はエロりんずvsおいちゃんず。儂はエロりんず。4対3で逃げ切って勝利。しかし守りが2人では、打てばヒットになるような状態である…。

二試合目は2人が加わって、4人対4人に。今度は愛国青年社vsエロますだ。なんとも香ばしい名前であるw<愛国青年社。儂とK原先輩(前出)がいるからなのだが…。降雨コールドで愛国青年社の勝ちにおわる。雨が降ってきたので儂は宿へもどる。女性陣がだるまさんが転んだをしていたが、けっこう魅力的だった。儂的には缶蹴りを推奨する。なんせ高校の中庭でやってたもんね、缶蹴り。まじめな高校生でした。

 

バッターボックスの儂。凛々しい!(笑)

 

この日の夜は合宿打ち上げの飲み会。儂は自分の高知土産の焼酎「いごっそう」を飲んで、早々に寝る。三時くらいに起きたら、男性陣でエロ話をしていたので、すかさず加わる。四時をすぎた頃、ロビーのソファで就寝。

 

第五日目(8/30)

合宿最終日である。今日は特に行事はなく、帰るだけだ。

帰りの道中は靖国三人組(儂とK原先輩とG先輩。9/6に一緒に靖国神社に詣でる予定の人達。何かと一緒になる)でずっと話しをしていた。話題は様々。雑学からウィトゲンシュタイン、硫黄島の幽霊とか。後ろで寝ていたI先輩(二年、♀)五月蠅くしてごめんなさい。

ちなみに、帰りは寄らなかった松代パーキングエリア、バスの窓から見たら自衛隊の車両が…(本当)。

 

以上、儂のジャリ研夏合宿記でした。こんな楽しい合宿にしてくださったジャリ研のみんな、特に合宿渉外の先輩方、ありがとうございました。

 

 

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